
こんにちは、あめりです。
今回は、私が投資をする上で一番大切にしている「思考の軸」について、かなりディープにお話ししようと思います。
最近、「あめりさんはどうしてそんなにブレずに、パランティアや任天堂、宇宙株をホールドできるの?」と聞かれることが増えました。その答えが、今回のタイトルでもある「先読み」の投資哲学です。
世の中のノイズに振り回されて、いつも売買のタイミングで後悔してしまう……という方は、ぜひコーヒーでも飲みながら、最後までお付き合いくださいね。30代からの資産形成が、ガラリと変わるヒントになるはずです。
1. 投資は「連立方程式の風」を待つゲーム
「投資のタイミングを完璧に読み切る」 ……結論から言うと、そんなことは天才でも不可能です(キッパリ)。
世の中は、政治、金利、地政学、そして予期せぬ技術革新が複雑な連立方程式のように絡み合っていて、ある日突然「ムーブメント」という風が吹き始めます。
その風がいつ、どこから吹くかをピンポイントで当てようと画面に張り付くよりも、もっと確実で、もっと本質的な戦い方があります。
それは、「3〜6年後の未来の決定事項」に先回りして、静かに網を張っておくこと。
私が実践しているのは、インフレ環境下で価値が下がり続けるキャッシュを「未来の価値」へと変え、時代の最先端テックを組み込みながらも崩れない、独自のポートフォリオ戦略です。
2. パランティア(PLTR)を10ドル台で信じ抜けた理由
この戦略の根底にあるのは、私がパランティア(PLTR)を7〜10ドル台の長すぎる低迷期に仕込み、ずっと信じ抜いた経験です。当時、まだ世間からは「怪しい裏方ソフト」なんて言われていた企業に、なぜ確信を持って勝負をかけられたのか。
理由はとってもシンプル。 人類の歴史を俯瞰すれば、イノベーションの起点は常に「軍事」にあるからです。
インターネットもGPSも、まずは軍の頭脳として産声を上げ、それが民生(一般社会)へと降りてきた瞬間に世界を塗り替え、莫大な富を生んしてきました。パランティアが米国軍事の深部に入り込んでいるのを見たとき、私の中で「知能革命の民生化(トリクルダウン)」は、単なる予測ではなく、抗えない「歴史の必然」になったのです。
でもね、そんな私を「最初から完璧な投資家だったんでしょ?」なんて思わないでください(笑)。ここに至るまでには、血の滲むような後悔と失敗があったんです。
3. 聖域なき失敗談:未来を読みながら「心」で負けた日
今から約9年前、2017年のことです。私は当時、1BTC=30万円程度だったビットコインを保有していました。「暗号資産の未来は明るい」と、未来を読んで先回りしていたはずでした。
それなのに、結果は惨敗。
価格が数倍に跳ね上がったかと思えば、それが再び全戻し近くまで叩き落とされる……。その数年間の狂気じみた市場の乱高下に、当時の私の精神は耐えられませんでした。四六時中チャートを追いかけ、夜も眠れず、消耗しきった私は、結局わずかな利益が出たところで全てを売却してしまったんです。
もし「無心」で今日まで持ち続けていたら……なんて、今でもたまに枕を涙で濡らします(笑)。
この痛烈な経験から、私は決定的な教訓を得ました。 「未来を読んで『先回り』していても、市場のノイズに惑わされない『無心で持ち続ける仕組みと胆力』がなければ果実には届かない」
この失敗を経てたどり着いたのが、現代の投資家が見落としがちな「機能拡張」と「消滅」の法則です。
4. 投資の普遍的法則:「機能拡張」か「上書き消滅」か
テクノロジーの進化は、古いものをすべて消し去るわけではありません。ただし、特定のものは跡形もなく淘汰します。ここを履き違えると、投資は絶対にうまくいきません。
法則①:新幹線ができても「歩行」は消えない(機能拡張)
人類の移動の歴史は、「徒歩」から「自動車」になり、「新幹線」が走り、いまや「ロケット」で宇宙へ行く時代です。 誠に当たり前のことですが、新幹線が走る現代において、私たちは「歩くこと」をやめたでしょうか?
いいえ、今でも毎日歩いていますよね。新幹線は、移動の「選択肢」を増やして能力を拡張しただけで、根源的な「歩行」という価値はゼロになりません。 投資における「歩行」とは、どんなに世界がデジタル化しても代替できない、物理的な基盤や人間の根源的欲求を指します。
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リアルな資源(銅など): AIやデータセンターが進化すればするほど、世界は途方もない電気不足に陥ります。いくらソフトウェアが賢くなっても、それを物理的に動かす電線やインフラがなければ、AIはただの砂です。ITが加速するほど、物理(資源)の価値が牙を剥く。これが機能拡張のロジックです。
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強力なIP(知的財産): こないだお話しした「任天堂」や「サンリオ」のように、人間の感情を掴んで離さない唯一無二のブランドは、AIがコンテンツを大量生産する時代だからこそ、代替不可能な「目的地」になります。
法則②:配信が来れば「MD」は消える(上書き消滅)
一方で、音楽メディアの歴史を見てください。レコードはCDになり、MDになり、そして今やストリーミング配信の中に消え去りました。これらは時代の「規格(都合)」に過ぎなかったため、より便利な新しい規格が登場した瞬間に、ゴミ箱へ放り込まれたのです。
投資における「MD」とは、「いま流行っている、中途端端なIT・ソフトウェア」です。 AIブームに乗っかって一瞬だけバズっているSaaS企業や、特定のハードに依存した技術は、GAFAMなどの巨人が「上位互換の機能」を無料で実装した瞬間に、一晩で消滅します。
多くの投資家は「新幹線(最先端)」を追っているつもりが、数年で上書きされる「MD」を掴まされています。 あなたが大化けを狙って仕込むべきは、数年で上書きされるMDではありません。「未来のテクノロジー(新幹線)が進化すればするほど、かえって需要が爆発する『歩行(資源)』と『目的地(IP)』」なのです。
5. あめりの「攻守兼備」ポートフォリオ戦略
じゃあ、この普遍的法則をベースに、私はどのように資産を配分しているのか。感情に左右されないよう、大きく3つの階層に役割を分けて配置しています。
【城壁:守りとインフラ(強力なIP)】
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ターゲット: 任天堂、サンリオ、および米株ディフェンシブ(PG、PEPなど)
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役割: AI時代でも無傷、かつ代替不可能な強力IPと強固な生活インフラで土台を固め、市場の暴落時にもビクともしないメンタルの安定(心の城壁)を担保します。
【大黒柱:物理的限界への逆張り(資源)】
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ターゲット: リオティント(RIO)など資源メジャー
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役割: これからの電気不足・銅不足に直結するリアルな供給源。ハイテク投資家が最先端半導体に目を奪われている間、あえて「地面の下」の銅を握ることで、「ハイテクが勝っても、フィジカルが勝っても、どちらにせよ自分の資産が増える」という二段構えの布陣を敷いています。どれだけAIが進化しても、地球上の資源の量は増えませんからね。これが大人の余裕です(笑)。
【槍:未来の決定事項への先回り(テック・宇宙・暗号資産)】
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ターゲット: パランティア(PLTR)、テスラ(TSLA)、ロケットラボ(RKLB)、レッドワイヤー(RDW)量子・ロボット関連、暗号資産(BTC等)
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役割: 軍事から民生へのトリクルダウン、および3〜6年後に確実にやってくる「自律型ロボット・宇宙インフラ」への先行投資。ここが大化けを狙う「槍」になります。
6. 3〜6年後の未来予測:ロボットと宇宙の覇権
30年後の話をしても仕方がありません。私たちが狙うべきは「3〜6年後」の中期的な未来です。
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ロボットの未来: 完全な人型ロボットが家庭に入るのはまだ先ですが、工場や物流の「自律型ロボット」の標準化は3〜6年で確実に完了します。ここで覇権を握るのは、単なるソフトウェア会社ではなく、パランティアのように「現場のオペレーションデータ」を独占している企業、あるいはそのハードを動かす重要部品のメーカーです。
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宇宙の未来: ロケットラボ(RKLB)への投資が示す通り、宇宙はもはやSFではなく「インフラ(通信・防衛)」です。国家予算や巨大資本が紐づく宇宙・防衛セクターは、10年単位で持ち続ける胆力さえあれば、最も高い確率で爆発的な成長を狙える聖域となります。
まとめ:時間を味方につける覚悟
投資の複雑な連立方程式を読み切ろうと、毎日画面に張り付くのはもうやめましょう。 私たちがすべきことは、
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インフレで価値が下がるキャッシュを、不変の価値に変える。
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「機能拡張(残るもの)」と「消滅するもの」を歴史から見極める。
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強固な城壁を築き、暴落をただの「安売りバーゲン」として迎える。
これだけです。 時間を味方につけ、無心で未来を待つ。その胆力を持った者だけが、次の3年、6年で資産を次のステージへと進めることができるのです。
やっぱり、こういう軸のある投資が一番楽しいよね。
皆様のポートフォリオ構築の参考になれば嬉しいです。
あめりでした。
あめりの投資メモ📝
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「流行り」のMDを掴まない。残る「歩行」と「目的地」にお金を置く。
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キャッシュのまま持っていること自体が、最大のインフレリスク。
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心を無にするための「ポートフォリオの階層化」を徹底しましょう!